2011.10.21 Friday
10.18 デモ報告
小さな命を守る為の 私たちの小さなデモ
これ以上の大きな悲しみは無いだろう出来事が
すぐそこまで迫ってきている
「“死の町”発言」のように、伝えられ方によっては
不本意な誤解を呼びかねない表現ゆえ
内容の全てを明示した事前告知はせずに
一人一人に時間をかけてお話させてもらいながら
参加者を募ってきました。
10/18(火)夕刻 これが 第二章。 第一回目は9/1(木)でした。
異なる宗派のお寺のご住職が
私たちと同じ目的の為に
一緒に参加してくださいました。
また別の宗教を持った方も。
私を含むほとんどの主催者/参加者は 無宗教です。
平日という開催日を選ぶことは
それだけで参加者の広がりを制限してしまうのですが
これにはこれの意味があることを 前回にも増して
沿道で立ち止まる方たちの様子から感じることができました。
お仕事中であったり 帰り道であったり...
原発事故以降も変わらぬ日常を送り
そのことへ関心を寄せられない言訳の
正当性にもたれ掛かっている最中に
私たちに遭遇するとゆうシーンを創りだすことも
ひとつの目的です。
![](http://img.news.fatalbackground.org/20111021_2135590.jpg)
年齢も性別も趣味も仕事もバラバラな私たち。
自分達よりも先に棺に入った小さな身体を見送らねばならないことが決して起こらぬよう祈りながら
大阪のキタと言われるビジネス街を歩きました。
祈ると同時に すでに今までの国や電力会社やそれに絡んだ利権構造が
そして そこに無関心でいようとする人々の全てが
すでに尊い命を奪い去ろうとしている現実に憤りと哀しみを感じざるを得ず
こういった重い表現をすることと、自らもその心境に追い込むことを
選択したといえます。
私は前回の銅鑼に替わって 今回は
仏教で使われる回転させて鳴らす楽器を 鐃鉢(にょうはち) というらしいです
お借りして 始終鳴らしていました。
最初は上手く鳴らすのに難儀しながらも
一回転させる度に 人の一生を祈るような
そんな自分なりの解釈を持って鳴らすうちに上達し
その重さを受け止められた気がします。
マイクやメガホンを通さずに轟く 鐘/団扇太鼓/銅鑼/鐃鉢と
何よりも 肉声にも関わらず 街路を包み込むようなお経の唱え
それらと対照的に映る デモ隊列の沈黙。
日が暮れてくると
その厳粛さが
増していきました。
お仕事で間に合わなかったお寺のご住職も終着地点へ駆けつけて下さいました。
photo by Naomi Kawaguchi
次回は12/24を検討中です。
ご関心のある方はメールでどうぞお問い合わせ下さい。
いんふぉ@fatalbackground.org
以下、デモ当日に配らせていただいたチラシより抜粋しました。
一日でも早く 一つでも多くの行動を
ひとりでも多くの方に取ってもらえることを願います。
今すぐ行動を起こすことで、一つでも多くの命を救うことができるはず。
*高濃度汚染地域からの避難に取り組んでいる団体を経済的に支援する。
福島県を中心にさまざまな団体ができています。その中から二つだけ紹介いたします。
寄付受付:郵便振替 00100−6− 766244
口座名 放射能から子どもを守る宗教者ネットワーク
寄付受付:福島信用金庫 浜田町支店 普通0178497
子ども福島代表 中手聖一
*放射線とその影響について学んで活用する。周囲の人たちに知らせる。
*わかりやすいイラスト入りのパンフレットを作成・配布しているサイトもあります。 * Team Coco
*お住まいの自治体や議員に「汚染ガレキを受け入れないこと」「汚染食材を給食に使わないこと」などを要請する。大阪でも受け入れが検討されています。
各自治体には、こうした要望を受けつける部署が必ずあります。どこに電話すればよいかわからない場合は、とりあえず代表の電話番号に何度でもかけてみましょう。
大阪府庁:06‐6941‐0351(代表)
それぞれでできることを一緒に考えていきませんか?
「命をまもるデモ」実行委員会