カダフィ大佐最期の映像、米大統領「楽しむべきではない」
ロイター 10月26日(水)16時36分配信
|
拡大写真 |
10月25日、オバマ米大統領は、リビアの元最高指導者カダフィ大佐の拘束当時の映像や遺体写真などが公開されていることについて、「楽しんで扱うべきではない」との考えを示した。写真は21日撮影(2011年 ロイター/Joshua Roberts) |
オバマ大統領は、生前に「悪事」を行った人物でも死亡時には丁重に扱われるべきだとし、5月に米海軍特殊部隊がアルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害したときも、遺体写真は公開しなかったと述べた。
また大統領は、カダフィ大佐の死は世界の独裁者に対し、「市民は自由を切望している」という強いメッセージを送ったとコメント。中東・北アフリカ地域で民主化運動「アラブの春」が起こり、大佐はリビアに民主主義をもたらす機会があったが、それを逃したと語った。
カダフィ大佐は20日、出身地シルト近郊で拘束され、その後死亡。遺体は数日にわたり公開されていたが、25日に砂漠地帯にある非公開の場所に埋葬された。
【関連記事】
ケニア軍がソマリアに進攻、イスラム過激派への作戦で
アフガン戦争10年、米大統領「アルカイダ打倒目前」
アフガンのカルザイ大統領暗殺を計画、護衛や学生ら6人逮捕
ソマリア首都でイスラム過激派が車爆弾、学生ら70人以上死亡
模型飛行機でペンタゴン攻撃計画、FBIのおとり捜査で男逮捕
最終更新:10月26日(水)16時37分