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事件
東海第2原発で60トンの水漏れ 放射性物質含む
2011.10.26 14:03
経済産業省原子力安全・保安院は26日、定期検査中の日本原子力発電の東海第2原発(茨城県東海村)で、原子炉圧力容器から約60トンの放射性物質を含んだ水が漏れたと発表した。外部への漏れはないという。
保安院によると、26日午前10時20分ごろ、格納容器水位上昇の警報が鳴り、圧力容器下部にある、制御棒を通す装置の配管から、格納容器に水が漏れていた。漏れは毎分約400リットルで、午後1時ごろ水漏れは止まった。漏れた水は、1立方センチ当たり約1ベクレルの放射性物質を含んでいるという。
当時、作業員4人が制御棒駆動装置の復旧作業をしており、配管のふたを誤ってゆるめたことが原因とみられる。作業員に水がかかったが、内部被曝の恐れはないという。
第2原発は定期検査中のため、燃料は燃料貯蔵プールに移されており、圧力容器内にはない。
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