国際米韓同盟のきずなが日米同盟の弱体化を浮かび上がらせる+(1/2ページ)(2011.10.24 18:55

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米韓同盟のきずなが日米同盟の弱体化を浮かび上がらせる

2011.10.24 18:55 (1/2ページ)日米関係

 【ワシントン=古森義久】韓国の李明博大統領の米国公式訪問は米韓同盟の絆の画期的な強化を印象づけ、期せずして日米同盟の弱体化を浮かび上がらせた。米韓日の微妙な構造変化が20日、米側の元政府高官らにより論じられた。

 ワシントンの大手研究機関「ヘリテージ財団」が主催した「李大統領訪米の米韓関係への影響」と題する討論会でブッシュ前政権の国家安全保障会議アジア上級部長だったマイケル・グリーン氏は李大統領の訪米が大成功だったことを指摘し、「米国が対韓関係を強化すると日本を軽視したような印象がどうしても生まれる」と、まず一般論を述べた。

 グリーン氏は「米国は日韓両国との同盟を同時に堅持したい。対韓対日は決してゼロサムであってはならない」と語りながらも、「オバマ大統領が日本の民主党政権の鳩山、菅両首相らを相手に私的に緊密な会談をする場合、鳩山氏らがルーピー(愚か)な発言をしないことが大前提となるが、その保証が残念ながらなかった」と振り返った。

 米中央情報局(CIA)の朝鮮半島専門家だったヘリテージ財団上級研究員のブルース・クリングナー氏は、今回の李大統領訪米について、「この成果は長年、米韓両国指導層が共通の価値観や戦略に立脚して絆を強めた結果。この事実をぜひ日本も注目してほしい」と述べた。

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