たぬぽんブログ〜敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花〜

身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂

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バチカンと近現代との関わりについて私の知っていること

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この記事を読む日本人に聞く。

あなたの信教は何ですか?

恐らく明確に答えられる日本人は必ずしも多数派ではあるまい。ある人は仏教と言うだろう、ある人は神道かなという方もいるだろう。だがあなたは仏教や神道について何か教義を実践していますか?仏教や神道の教えについて何か知っていますか?と聞けばさらに自信を持って答えられる日本人の人数は減っていくのではないか。ちなみに私は自分を仏教徒だと思っています。

日本の国境を越えて海外に出たことのある人や海外に住んでいる人ならば「信教がない」ということがいかに奇妙なことかをおわかりかと思います。ホテルにチェックインする際にも客のそれについて回答して欲しい旨の記入欄がありますし。なのであらかじめ言っておきます。

私はキリスト教を貶める意図は毛頭ありません。宗教は違えど同じように目に見えないもの、自分の存在を超えるものを信じる人々を貶める意図はまったくありません。

ただ歴史の中で一つの説として知られているバチカンのことについて書いてみようと思います。

バチカンと言えばサンピエトロ大聖堂のある、全世界10億人のカトリック教徒の総本山のある場所である。というのは周知の事実だと思う。私も一度でいいから訪問してみたい国である。ただバチカンの中身については時折眉をひそめるようなこともかつてはあったらしい。

史実の中に実際にありましたように、バチカンはナチスと「政教協定(コンコルダート)」を結んだりしています。ムッソリーニとも有名な「ラテラノ条約」を結びます。ドイツについては単純に宗教活動を認める代わりに政治的な策動を放棄するという内容でありますが、この時からバチカンとナチスとの関係が始るのですが、イタリアの場合はバチカン市国の独立を保障し、政治的な関与をしないこと、政党間の争いに組しないことなどを定めた条約を結んでいます。政治と自分たちの領分を明確に区分けしてしまったのですからしたたかなものです。日本の場合でも本願寺が「一揆」という勢力で政治と対峙したことがありましたのでこれは戦乱の時代にいたし方のないものだと思ったりもします。

さてここまでは歴史の教科書にも書かれていますが、もう少し時が流れて第二次大戦末期、ドイツの高官たちは敗北に直面する祖国から逃亡し始めるのですが、そこで手を差し伸べたのがバチカンらしいのです。

何故?

それはソ連でした。ソ連のニヒリズムに対するバチカンの拒否感は驚くべきものでした。バチカンのコンスタンティーニ枢機卿はソ連に侵攻したドイツに対して「勝利を祈る」という趣旨の電報を送ったり。戦後、バチカン市国のローマ法王庁内に多くのドイツ人亡命者、一説には3000人以上のナチスが身を潜めていたと言います。もちろん法王並びの周辺の合意の下で。そこからドイツ人たちはバチカンのパスポートを持ち、南米各地に散っていったと。中にはドイツ人亡命者が後にこのように語っていたのでした。

さて残りはイタリアについて

バチカンは実は大金持ちなことはご存知だろうか。バチカンには「神の金庫番」とも呼ばれたアンブロシアーノ銀行という銀行がありました。この神の金庫番の総資産額、1978年当時の金額で10億ドル。清貧を旨とする人々だったはずなのですが・・・このアンブロシアーノ銀行はフリーメーソンのイタリア支部である「P2」のメンバーの口座を擁して会員間に不正な金のやりとりを仲介していたのでした。この頃に登場するのがこのアンブロシアーノ銀行を取り仕切っていたポール・マーチンクス枢機卿、イタリア金融界を壟断した銀行家シンドナ、ロベルト・カルビ、そしてP2のジェッリ・・・

彼らは多くの銀行をうまーく操りながらマネーロンダリングを進めていくのでした。このバチカンによるマネーロンダリングのつじつまが合わなくなってしまって起こったのが

シンドナ・ショック(連続偽装倒産事件)


です。シンドナ・ショックはイタリア・バチカンのみならずヨーロッパやアメリカをも巻き込んだ大混乱に陥るのです。そういった当時お金に汚されてしまっていたバチカンを清めようとしていたのが、ヨハネ・パウロ一世でした。彼はこういったものを一掃しようとしていたのですが、在位わずか33日で病死してしまいます。彼はバチカンの黒いロンダリングに関わった人々、枢機卿たちを残らず罷免する人事異動を考え、実行する寸前でした。一説にはこれは暗殺でありP2やアンブロシアーノ銀行の関係者が関わっているといいます。

そしてその関係者達も

次々に暗殺されたり、不自然な最期を遂げます。24時間監視された刑務所で「服毒自殺」を遂げたシンドナ、妙な形で橋で首をつったロベルト・カルビ、奇妙に病気で死んでいく枢機卿たち。実に不思議な事ですね。

さて、この「神の金庫番」の行いはこの当時で終わったのかと言うとそうではありません。つい最近までマネーロンダリングを行っていたとして2009年、2010年に捜査を受けたりしています。このように見てみるとバチカンとイタリアの金融経済というのはきってもきれない関係なのだなと思います。

そんな人々が

「ウォール街を占拠せよ」デモ、バチカン枢機卿が支持−金融規制要望

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aaqvkQxJRjD0

なのですから、これまた奇奇怪怪。是非自分たちの懐具合のことを考えて、その余波が自分たちのところに及んだとき、あなた方がどうなるかが実は一番気になるところです。他人の行動を支持していたら、自分たちがこうなっちゃたんってことにならないように・・・

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あ〜こえ〜…
日本に住んでるから良いよなw

2011/10/26(水) 午前 10:02 [ 極楽蜻蛉 ]

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