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2011年10月26日7時2分

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巨額借金、3月には把握 大王製紙役員、子会社に指摘

図:大王製紙子会社から前会長への貸付金の流れ拡大大王製紙子会社から前会長への貸付金の流れ

 大王製紙(東証1部上場)の創業家出身の前会長・井川意高(もとたか)氏(47)による巨額借り入れ問題で、同社の経理担当役員が今年3月、前会長に貸し付けをした子会社の役員に対し、「顧問に伝えるべきだ」とする内容の電子メールを送っていたことが、同社関係者への取材でわかった。

 顧問とは、前会長の父親の高雄(たかお)氏(74)。メールは3月時点で同社幹部が多額の貸し付けを把握し、問題視したことを示す内容で、「9月に関係会社から寄せられた情報で発覚した」という同社の説明と食い違う。3月に経営陣が適切に対処していれば、前会長への貸付額がさらに膨らむことを防げた可能性がある。

 同社の発表などによると、前会長は9月までに7社以上の連結子会社から計約106億円を無担保で借り入れていたことが判明。このうち約46億円は3月までに借り入れていた。しかし、結果として4月以降も子会社から前会長に約60億円の貸し付けが続いた。前会長は子会社に「顧問には言わないでくれ」と口止めをしたうえで借金を申し込んでいたという。

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