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松本由麻さん(大塚食品(株)勤務)

ずっとつながる多くの縁

松本由麻
平成15年度カンボジア語専攻卒業(神奈川県立外語短期大学付属高校)

卒業論文ではカンボジアの現代史、特にポル・ポト政権期をテーマに選んだため、4年次に王立プノンペン大学社会人文学部歴史学科へ留学しました。午前中はカンボジア人学生と一緒に授業を受け、午後は卒業論文のためにカンボジア証拠資料センターに通い、研究者から話を聞いたり、資料の読解と翻訳に励んだりしました。ポル・ポト時代について、大学の先生方、ホストファミリーの体験談、友人たちの意見など生の声も聞きました。現在は、大塚食品(株)広域量販部で、全国展開のスーパー、コンビニエンスストアを担当し、商品導入の交渉や企画、店舗を巡回しての本部企画の実施をしていますが、いろいろな人に話を聞きに行ったり資料を集めたりしているのは留学時代と同じです。カンボジアと関わるようになって身についた行動力は現在の営業の仕事でも発揮しています。

余暇には、カンボジア語をいかした社会貢献活動として、横浜市の市民通訳ボランティアをしています。主に保育園の先生と在日カンボジア人の保護者の通訳ですが、横浜市には現在392人のカンボジア人がいるにもかかわらず(2006年5月末外国人登録者数)、通訳者が不足しているのです。今後も仕事と両立させながら通訳・翻訳に携わりたいと考えています。また、留学時にお世話になったカンボジア証拠資料センターのスタッフが来日した際には、ドキュメンタリー映画上映と講演会の通訳をする機会もありました。他にもカンボジア人の先生と温泉や沖縄への旅行も楽しんでおり、本学で得た多くの縁は、卒業してからもずっとつながっています。本学の環境をどう活かすかは、あなた次第です。


6月24日 アピタ長津田店にて。バルーンを配ったり、シャーベットマシーンでの試飲イベントを実施。売り子(マネキン)や業者への指示が担当業務

略歴

1999年、東南アジア課程カンボジア語専攻入学。2002年、本学の大学間学術交流協定を利用してカンボジア王立プノンペン大学社会人文学部歴史学科へ1年間留学。2004年卒業後、大塚食品㈱に勤務。(財)横浜市国際交流協会(YOKE)が主催する市民通訳ボランティア(カンボジア語)に登録し、保育園などでボランティア通訳も行う。


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