福島県の安心・安全の確保に貢献できる人材を育成。

放射線工学科 学科説明会のご案内

学科の特徴

放射線の取扱いに関わる国家資格の取得 放射線の正しい知識を習得し、放射線に関わる知識と技術の能力証明となる国家資格「放射線取扱主任者(第二種・第三種)」を取得します。

放射線測定の正しい知識を習得 体内・土壌・食品・大気、それぞれの放射線量を計測する測定機器の正しい操作方法、また測定したデータの分析に関する知識を習得します。

放射線測定の専門技術を習得 放射線測定機器を使用し、実際に人、食物、土壌等の計測、データ分析を行います。

幅広い資格の取得 測定機器の設置や電源装置の取付けの際に必要となる電気工事士の資格を取得します。

「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」
使用者、販売業者、賃貸業者及び廃棄業者は、放射線障害の防止について監督を行わせるため、文部科学省令で定める区分により、次条第一項の第一種放射線取扱主任者免状または第二種放射線取扱主任者免状を有する者のうちから、放射線取扱主任者を選任しなければならない。 〈第四章 放射線取扱主任者 第三十四条より一部抜粋〉

放射線を扱う事業所
・非破壊検査事業所
・放射線管理業務事業所
・放射線廃棄物取扱事業所等

・法令に基づく官辺手続きの審査
・法令に基づく立ち入り検査等の立会い
・異常及び事故の原因調査への参画
・使用状況・施設・帳簿及び書類等の審査

さらに、電気に関する知識・技能を身につけること
・計測器メーカー
・電気設備会社
・環境計測、環境コンサルタント会社

・放射線計測機器取扱い・アフターフォロー
・計測機器の設置・メンテナンス
・工事に伴う検査・調査
・農産物・工業製品の線量計測

WiZ放射線工学科では、安心・安全を第一に放射線を学習します

安全が確保されている場所での実習をします。

講義、放射線計測等の実習など、通常授業は放射線量が低く安全上問題のない学内の教室で行います。また、学外での外部実習等はその地域の公的な線量データと実測により安全性を確認し実施します。

計測サンプルも事前確認をします。

計測実習においてサンプルとなる土壌や食品等については、有識者による事前計測・確認のもと、安全性を確認のうえ実習を行います。

カリキュラム

1年次

授業科目 年間授業時間数 週授業時間数
放射線物理学 102時間 6時間
放射線生物学 68時間 2時間
放射線化学 85時間 3時間
密封線源Ⅰ 51時間 3時間
環境測定演習Ⅰ 102時間 3時間
量子力学 68時間 2時間
放射線法令Ⅰ 68時間 2時間
電気電子概論Ⅰ 68時間 2時間
測定機器材料Ⅰ 34時間 2時間
施設基準 34時間 2時間
放射線測定技術Ⅰ 408時間 12時間
1年次小計 1088時間

2年次

授業科目 年間授業時間数 週授業時間数
密封線源Ⅱ 51時間 3時間
放射線管理技術 68時間 2時間
放射線法令Ⅱ 51時間 2時間
放射線法令Ⅲ 51時間 3時間
環境衛生 97時間 6時間
環境測定演習Ⅱ 119時間 6時間
安全管理 56時間 3時間
電気電子概論Ⅱ 68時間 2時間
測定機器材料Ⅱ 102時間 3時間
施設基準Ⅱ 34時間 2時間
放射線測定技術Ⅱ 306時間 9時間
電気電子機器 51時間 3時間
2年次小計 1054時間

1年次・2年次剛毅授業時間数2142時間
授業内容

●大気、土壌、食物等の放射線測定に必要な、正確なデータ解析・分析
●土壌・食物用放射線測定機器や各種サーベイメータ等の機器を教材とした実習
●放射線に関する正しい知識の習得と放射線測定の実務および装置の取扱いや安全管理の習得
●土壌・食品等の検査による情報発信
●電気工事・危険物取扱等、関連知識の習得

取得資格

■放射線取扱主任者(第二種・第三種)
取扱う放射線量により第一種、第二種及び第三種に分類され、文部科学大臣が 認定する国家資格。放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律 に基づき、放射線障害の防止についての監督が主な職務。
■第二種電気工事士
配線等の電気工事に従事する際必要な国家資格。電気設備技術基準に適合 する作業、及び電気用品安全法の基準に適合する器具を使用する際にも必要。
■危険物取扱者
取扱う危険物の種類・数量によって分類される消防法に基づく国家資格。一定 数量以上の危険物を貯蔵、取扱う工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク等の 施設には、必ず危険物取扱者を設置しなければならない。

設備(導入予定)

■環境用試料放射線測定装置

食品、飲料物、土壌等に含まれる放射線量を測定するための機器。測定部は周囲の放射線の影響を十分に低減させるために鉛で遮蔽されている。

■空間線量計

空気中の放射線量を計測するための機器で、一時間当たりの放射線量を(μSv/h)で表示する。

■GM計数管式放射線検出器

人体や物体、地表等のいわゆる表面の放射線量を計測する機器。対象物にたいして平行に近づけ、測定窓で検出し定量的に計測する。

その他導入予定機器
・NaIシンチレーション検出器式甲状腺モニタ ・携帯型ガンマ線核種スペクトル線量率計 ・食品放射能測定システム ・電離箱式サーベイメータ ・α線実験用半導体放射線検出器 ・β線実験用半導体放射線検出器
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