政治朝鮮学校無償化問題 城井文科政務官「教材内容は大変遺憾」2011.10.24 20:56

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朝鮮学校無償化問題 城井文科政務官「教材内容は大変遺憾」

2011.10.24 20:56 朝鮮学校

 衆院拉致問題特別委員会は24日、菅直人前首相が退陣直前に朝鮮学校の高校無償化適用への審査再開を指示した問題を議論した。城井崇文部科学政務官は、朝鮮学校で使用されている教材について「国際社会での一般的認識や政府見解と異なる教育が一部行われていることは大変遺憾だ。行政の権限でできる限りの手だてを尽くす」と述べた。

 質問に立った民主党の長尾敬衆院議員は、教材に日本敵視の記述があることを紹介した上で「生徒は自動的に政治運動に駆り立てられている。朝鮮学校を無償化対象にするなら日本が『テロ支援国家』といわれても返す言葉がない」と述べ、厳正な審査を求めた。

 自民党の古屋圭司衆院議員は「この問題は内閣の北朝鮮に対するスタンスを象徴する」と牽(けん)制(せい)した。

 ただ、城井氏は審査自体については「北朝鮮と各国との対話が生じてきていることを踏まえ菅氏が関係閣僚と相談の上、総合的に判断して再開の指示をした」と説明するにとどまった。

 山岡賢次国家公安委員長は「拉致被害者家族の気持ちは痛いほど分かる。文科省の厳正な審査を踏まえて政府全体として判断すべきだ」と語った。

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