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【グラニュース】


逆転V 3万人超えで後押し

2011年10月25日 紙面から

G大阪に快勝し、今季初めて前売り完売となった満員のスタンドにあいさつする名古屋イレブン=15日、瑞穂陸上競技場で

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 残り4試合で逆転優勝を狙う名古屋グランパスが、伸び悩んでいた観客動員でもラストスパートをかける。今季は優勝した昨年比約20%減まで落ち込んでいるが、混戦の優勝争いに、チケットの売り上げが伸び始め11月3日のC大阪戦(豊田ス)では、今季初の3万人が見込める勢いだ。

 営業スタッフにとっても、毎試合が決勝戦という心境だ。22日の大宮戦(NACK5)で逆転勝利を収めると、スタンド下で見守っていたグランパス幹部、職員たちがガッチリと握手をかわして、喜びを分かち合っていた。「これでまた、お客さんが増えてくれるといいんですが。3万人は何とかいってほしい」

 残り4試合のうち、ホームでは豊田スタジアム開催の2試合。リーグ優勝した昨年は同スタジアムで7試合が行われ3万人超えが4試合あったが、今季は6試合を消化して浦和戦の2万8513人が最高。夏前から優勝争いに加わりながら、集客に苦労していたが、終盤の巻き返しに期待を抱かせたのが10月15日のG大阪戦だった。瑞穂陸上競技場が今季初めて満員札止めの大盛況となり、4−1の快勝。脱落しかけた優勝争いを混戦に持ち込んだことで、チケットの売り上げが伸び始めてC大阪戦は24日現在、約2万枚。残り10日間の売り上げペースと当日券も含めて、3万人に届く可能性が出てきた。

 初優勝した効果が集客に表れない現象は、東日本大震災による日程変更の影響も少なからずあった。土曜デーゲームで予定していた鹿島戦は7月13日の平日ナイターに変更され、豊田スタジアムには1万2000人あまり。逆転勝ちしたにもかかわらずストイコビッチ監督は「我々は優勝チームで、鹿島はそれまで3連覇したチーム。これだけしか集まらないのは理解できない。私を怒らせないでほしい」と憤慨。「チャンピオンを3万、4万人が見にきてほしい」と訴えた。最後に、それに応える舞台が整うかもしれない。 (木本邦彦)

 

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