松山市発注工事の入札を巡る贈収賄事件で起訴された市の職員が、きょう懲戒免職処分を受けました。
職員は市に対し、「連帯保証人になっていた借金の返済に困っていた」と話しているということです。
松山市からきょう付けで懲戒免職処分を受けたのは、技術管理課の職員、山田守被告51歳です。
起訴状などによりますと山田被告は去年から今年にかけ、市発注の土木工事4件の入札情報を伝えた見返りに、北条建設から現金合わせて20万円を受け取ったとして、今月21日までに起訴されていました。
きのう市の人事課長らと面会した山田被告は、「知人の借金の連帯保証人になっていてその返済に困っていた。
公共工事の信用を失墜させ市民に迷惑をかけて申し訳ありません」と、事実を認め、謝罪の言葉を述べているという事です。
また漏洩の手口については、「業務上必要としてコピーしていた書類を持ち出した」と話しているということで、市の情報管理のあり方が改めて問われそうです。
市ではほかにも、技術管理課長を懲戒戒告処分に。
また現在と事件発生時の契約管理担当部長など4人を訓告や厳重注意の処分にしています。