オリンパス企業買収巨額報酬支払い問題 FBIが捜査に乗り出したことが明らかに
精密機器メーカー「オリンパス」が過去の企業買収の際に、投資の助言を行う会社に巨額の報酬を支払っていた問題で、FBI(アメリカ連邦捜査局)が捜査に乗り出したことが明らかになった。
オリンパスは2008年に、イギリスの医療機器メーカーを22億ドルで買収する際、投資の助言を行う金融会社に6億8,700万ドル、当時の為替レートで、およそ660億円を支払っていて、解任された前社長は、資金の流れが不透明だと指摘している。
オリンパス前社長・ウッドフォード氏は「オリンパスは、ケイマン諸島の謎の会社に6億8,700万ドル払ったんだ」と話した。
FBIは24日までに、この問題について捜査に乗り出した。
「ニューヨーク・タイムズ」は、この買収にアメリカの金融機関で働いていた日本人2人が関わっていたと伝えているほか、「ウォールストリート・ジャーナル」は、FBIが、このうちの1人で、助言会社の社長を務めていた人物と接触したと報じている。
(10/25 12:47)