衆院のサーバーがコンピューターウイルスに感染していたことが25日判明し、議院運営委員会は同日午前の庶務小委員会で対策本部を設置し、衆院が各議員に貸与しているパソコンのパスワードを変更するよう各議員に文書で促すことを決めた。議員ら関係者のIDやパスワードが盗まれたかどうかは確認されておらず、今後調査した上で、違法行為があれば刑事告発する方針。
衆院事務局によると、今年8月28日ごろにサーバーを保守する業者側で感染に気付き、経路を調べたところ、3議員のパソコンが感染していることが分かった。このため、感染したサーバーとパソコンをネットワークから切り離したという。
これに関し、藤村修官房長官は25日午前の記者会見で、「政府としては事実関係をしっかり確認する。今その作業中だ」と述べた。その上で「違法行為が確認されれば、警察が厳正に対処していく」と語った。
[時事通信社]