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2011年10月23日0時47分

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中2暴行死、継続的に虐待か 中学校が児童相談所に相談

 名古屋市名東区の市営住宅で22日、中学2年の服部昌己(まさき)君(14)が母親の交際相手に暴行されて死亡した事件で、昌己君が継続的に虐待を受けていたことを、中学校が児童相談所に再三相談していた。児童相談所は記者会見し、「対応が不十分だった」と謝罪した。

 愛知県警によると、傷害容疑で逮捕されたのは同市守山区天子田2丁目、会社員酒井秀志(ひでし)容疑者(37)。昌己君の母の友己(ゆき)さん(38)と交際していた。

 市中央児童相談所には、昌己君が9月まで通っていた中学校から6月8、14日、7月11日の3回、通報があった。児童福祉司に酒井容疑者はしつけを理由に殴ったことを認めた。

 関係者によると、短期間に通報が続いたことから、昌己君を酒井容疑者から引き離す「一時保護」を求める意見も出た。ただ、酒井容疑者が家庭訪問に素直に応じていることや、反省していることを理由に一時保護を見送ったという。

 会見した相談所の担当者は「在宅指導が功を奏していると思っていたが、こういう結果になり、不十分だった」と話した。

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