損害保険各社が地震保険の補償内容を拡大する方向で検討していることが19日、分かった。火災保険の50%としている保険金の上限を引き上げることなどが柱となる。補償の拡大に伴い、保険料の値上げも重要な検討課題となる。
東日本大震災での補償内容が不十分だとの指摘が被災者から寄せられており、損保業界で論点の整理を進めていた。
地震保険は、火災保険とセットで加入する仕組みで、保険金が火災保険の30〜50%と規定されている。また、建物が全損と判定されれば保険金が全額支払われるのに対し、半損は50%、一部損なら5%しか支払われない。(共同通信)
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