ガードレール(上)を突き破り、線路上に落ちたタクシー。横須賀線の下り列車が停車していた=24日午後8時45分、東京都品川区西大井、林敏行撮影 |
線路上にタクシーが転落したため停車した横須賀線の車両から、線路を歩いて西大井駅に向かう乗客ら=24日午後9時28分、東京都品川区、林敏行撮影 |
24日午後7時50分ごろ、東京都品川区西大井4丁目のJR横須賀線西大井―武蔵小杉駅間の陸橋「金子跨線橋(こせんきょう)」付近の区道から、タクシーがガードレールとフェンスを突き破って約8メートル下のJR横須賀線の線路に転落、走行中の千葉発横須賀行きの普通列車(15両編成)と衝突した。
この事故でタクシーの男性運転手(74)と男性乗客(56)の計2人が一時車内に閉じこめられたが、救出された。運転手は肋骨(ろっこつ)骨折、乗客は腕の骨折でいずれも重傷という。列車の乗客約1500人にけが人はいないという。
警視庁大井署によると、タクシーは右カーブを曲がりきれずに、線路に転落したらしい。
JR東日本によると、横須賀線は東京―久里浜駅間の上下線で一時運転を見合わせたが、事故から約4時間半後までに全線で運転を再開した。