24日夜、東京・品川区でタクシーがJRの線路に転落して走ってきた電車と接触し、タクシーの運転手と乗客の合わせて2人が胸などの骨を折る大けがをしました。電車に乗っていたおよそ1500人の乗客は、歩いて近くの駅などに向かいました。
24日午後7時50分ごろ、東京・品川区西大井でタクシーが道路の7メートル下のJR横須賀線の線路に転落し、走ってきた下り電車と接触しました。警視庁によりますと、タクシーの運転手と乗客の合わせて2人が胸の骨などを折る大けがをしました。電車は東京発横須賀行きの15両編成で、1500人ほどの乗客が乗っていましたが、けが人はいないということです。現場は、武蔵小杉駅と西大井駅の間で、タクシーは、道路脇のフェンスを突き破って線路に転落したということです。電車に乗っていた乗客は、1時間ほど車内にとどまっていましたが、午後9時前に車両を降り、歩いて近くの駅などへ向かいました。この事故で、JR横須賀線は東京と大船の間の上下線で運転できなくなっていましたが、25日午前0時半すぎに運転を再開しました。また、同じ線路を走る湘南新宿ラインの新宿と小田原や逗子の間も運転を再開しました。