エデンの門が開くこの時期のことを,地質学者は最大間氷期とよんでいる。原生人類は地球上に現れてから,そのようなパラダイスを二度しか見ていない。最近の最大間氷期はわずか8000年前のことで,その秋の日差しの名残に浴していられる私たちは幸運なのだ。
Stephen Oppenheimer:Out of Eden
"MAKE STRONG THE BRICK-KILN"(煉瓦を釜で焼き堅固にせよ)煉瓦ははるか昔からメソポタミアでの建築資材であった。そしてこの写真はニネベ(Nineveh)近郊の要塞である。ナホム(Hahum)は紀元前612年にその都の陥落を預言した。「籠城に備えて水をくみ,要塞を堅固にせよ。泥の中に入って,粘土を踏み煉瓦の型を固く取れ。」(ナホム書第3章14節)
”WHERE IS THE DWELLING OF THE LION"(獅子の住みかはどこにいったのか)。「獅子の住みかはどこにいったのか。それは若獅子の牧場だった。獅子がそこを去り雌獅子と子獅子が残っていても脅かすものは何もなかった。」(ナホム書第2章12節)
ユダヤ人教会(Synagogues)のユダヤ人巡礼者の新年にはミカ書第7章18〜20節に由来するPropitiatory rite of Tashlikという儀式を水の流れの前で行う。前列の人が読んでいるのは勿論ミカ書の一節である。「あなたのような神がほかにあろうか..........すべての罪を海の深みに投げ込まれる。どうか,ヤコブにまことをアブラハムに慈しみを示してください。その昔,我らの父祖にお誓いになったように。」
Image of TASHLIK Ceremony in Galicia
ナホム書第3章8,9節参照)
オリーブからオリーブオイルを搾りとっている光景。ヨエル書第3章13節参照と言いたいのですが「新共同訳」は5節まででカット。なぜなんでしょうね?カトリックとプロテスタントの共同訳ですから色々あるのかもしれません。こういうのを聖書の改竄というのでしょうか。World English Bibleにはちゃんとありますよ。