NHK青森県のニュース 青森放送局
八戸市が宮城県の米焼却処理
八戸市は東日本大震災の津波で水につかった宮城県の政府備蓄米の焼却処理を市内のセメント工場で始めました。
焼却処理が始まったのは東日本大震災の津波で水につかった宮城県名取市と岩沼市に保管されていた政府備蓄米です。
この備蓄米は名取市や岩沼市の焼却施設が津波で壊れて処理できなくなったたため、処理の要請を受けた八戸市が受け入れを決めたもので、24日朝、およそ20トンの備蓄米が市内のセメント工場に運び込まれました。
焼却処理は農林水産省の担当者の立ち会いのもとで行われ、大きな焼却釜に投入された備蓄米は1450度の高温でおよそ10時間かけて燃焼されるということです。八戸市は、宮城県内の備蓄米から放射性物質が検出されなかったことから、今回初めて受け入れを認め、焼却された備蓄米の煙から放射性物質が検出されなかった場合には、今後も2400トンの備蓄米を受け入れて処理することにしています。
農林水産省東北農政局の東海林寿幸課長は、「被災した備蓄米は倉庫で保管されていたので、放射線の心配はないと思う。八戸市民の理解を得たうえで、処理を進めていきたい」と話しています。
10月24日 12時55分
マイエリアの登録方法
表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。
- 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
- 登録したい都道府県を地図から選択します。
- 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。
※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。