以前の職場で、身だしなみについて上司から
教えをいただいたことがあります。
「いいか、男は放っておくと20代後半にもなれば
言動や見かけがどんどん汚くなっていく。髪がボサボサとか、
変なニオイがするとか、面白くもないギャグを何度も言うとか・・・。
そういうのは、周りに不快感を与え、士気を低下させるんだ。
お前はそういうふうになってはいけない・・・。」
確かにこの上司、身なりはものすごくきちんとしていて、周囲に対する
言動はとてもスマートでした。常に部下を思い、仕事をしやすいように
いろいろな面で改善をしてくれていました。
そのために上層部と戦ってくれたことも、しばしばありました。
上司が二日酔いの朝、部屋へコーヒーを持っていくと、
「いいか、今日はお前に全部権限を委譲する。ぬかりなくやれ!
俺みたいにみっともないことは絶対にするな!ダメな見本だ・・・。」
そう言っていました。
確かに、私のいた部署は他の部署よりも士気が高く、仕事も正確で
迅速でした。残業も少なく、プライベートもみんな充実しているようでした。
上司の言動や身だしなみなど、いわゆる「振舞い方」が
どこまで部下に影響を与えるのかははっきりと
分かりませんが、少なくともその当時の上司の元で
働いていたときに、いやな感覚は一切なく、とても
仕事がしやすかったことを覚えています。
他の職員も、「あの人みたいになれたらなぁ・・・。」と、
その上司を目標にして仕事に励んでいました。
身だしなみがきちんとしている人は、他の面でもきちんとしている
人が多いですね。汚く見える人は、それなりです・・・。
まあ、私の経験上の話なので、社会全体的に正しい見解では
ないのでしょうが・・・。
こんな話を思い出したのは、最近の自分が周囲に悪影響を及ぼして
いないかどうか、生徒の手本になれているかどうか、
考えることが多くなったからです。
よく、ウチの女性の先生がいろんなたとえ話をしてくれますが、それは
自分に向かって何かを忠告しているのだということもよく分かっています。
だからこそ、「汚いおっさんにならないように」とか、
「ちゃんと人生設計しなきゃ!」とか、毎日毎日反省の日々なのです・・・。
油断していると、独りよがりなヤツになってしまうので・・・。
「さわやかなおっさん」と言われるよう、
みんなのお手本になれるよう、
日々努力します・・・(笑)。
いや、マジで・・・。