NHK熊本県のニュース 熊本放送局
後期高齢者保険料で誤って還付
75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度で、熊本市は死亡した21人から徴収した保険料を相続人に返還する際に手続きを誤り、2重に支払っていたことが明らかになりました。
後期高齢者医療制度では、保険料を年金から天引きされるケースでは、被保険者が死亡した際、死亡の通知が遅れると死亡した後も誤って天引きされることがあります。この場合、誤って天引きされた保険料は▼市町村が直接被保険者の相続人に返すか、▼市町村がいったん年金機構に返納したあと年金機構から相続人に返す2通りの方法があります。
熊本市では、去年4月と6月、すでに死亡していた21人について、保険料を年金から誤って天引きしたとして返還する際、年金機構を通して返すと同時に、直接、相続人にも還付していたということです。
誤って返した金額はあわせて22万円にのぼるということです。
ミスをした原因について熊本市は、当時の担当の職員が、年金機構に返納したあと、入力作業を誤ったため2重に返納してしまったと説明しています。
熊本市によりますと、23日に21人の相続人に返納を求めた結果、これまでに13人が市に返したということです。
熊本市では、再発防止に向けて今後は入力作業をする職員と、別の職員に確認作業を行わせること
にしました。
10月24日 18時31分
熊本県のニュース
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