貴乃花センセーの絶妙テクニック!AKBで“つかみ”はOK!
夕刊フジ 10月22日(土)16時56分配信
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| 福井の中学校で特別授業を行った貴乃花親方(前列中央)。次は年内にも被災地の小学校を訪れる(写真:夕刊フジ) |
日本サッカー協会は2007年に道徳教育事業として「こころのプロジェクト」をスタートさせている。その一環で先月21日からは、日本体育協会、日本オリンピック委員会と提携して、東日本大震災の被災地復興支援を目的に、5年かけて東北全土の小学校を訪問する「スポーツ笑顔の教室」を開校した。
貴乃花親方は「もちろん手伝わせていただきます」と、年内にも東北の被災地の小学校に出向き、「貴乃花先生」として被災地の教壇に立つ意向だ。角界では横綱白鵬(26)もこのプロジェクトに賛同を表明している。
実は貴乃花親方は、被災地訪問に先立って、21日には福井県の越前市武生五中学を訪ね、2年生20人を相手に特別授業を行った。
「ごめんな、AKB48の名前は全員しらないんだよ」。授業の冒頭、いきなりこう語りかけ、生徒に親近感を抱かせて“つかみはOK”。
知る人ぞ知る、貴乃花親方は大のサッカー好き。「子どもの頃は真剣にサッカー選手になることを考えていた」という。小学生の頃、このことを父親(元大関貴乃花)に正直に伝えると、当時プロがなかったサッカーの世界に入ることだけは「許してもらえなかった。だからしかたなく相撲取りになった」というエピソードを披露した。
「年齢のせいか、涙もろくなってしまって…」とも。最近、心の底から感動したのはなでしこジャパンの世界一で、「日の丸をみて思わず泣いてしまった」。そして「勝負事は負けない方がいい。負けたとしても死に物狂いで取り組んだのなら、次に勝つ可能性が高い」と強調すると、生徒たちは神妙な表情で聞いていた。
角界では、春日野親方(元関脇栃乃和歌)が規則を破った弟子3人をゴルフのアイアンで殴打するトラブルがあったばかりだが、この日の授業でも「僕の人生の原点は土俵にある」と語った貴乃花親方は、今後も先頭にたって大相撲の素晴らしさを被災地を含め全国に伝えていくつもりだ。
最後に生徒の印象について、「とにかく純粋。豊かな自然に囲まれ、都会の子どもとは違った根の強さを感じた。子どもは宝です」と述懐した貴乃花親方は、この日一番の笑顔でしめくくった。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
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最終更新:10月22日(土)16時56分
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