蹴球探訪
JFLソニー仙台 真の復興へキックオフ(5月19日)
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】原監督が東野に密着 「なんとか戦力に…」2011年10月24日 紙面から
クライマックスシリーズ(CS)突破へ、巨人が開幕投手の再生に乗り出した。23日、川崎市のジャイアンツ球場で全体練習を行い、ブルペンに入った東野峻投手(25)を原監督、川口投手総合コーチ、斎藤投手コーチが密着してチェック。逆転日本一へ、右腕の復活にかける期待の大きさをうかがわせた。 一つ一つの動作から目を離さない。指揮官はまず東野の背後から、次に捕手の後ろに回って主審の位置から球筋をチェックした。「何とか戦力になってほしい。本人も必死にもがいているし、その状態を自分の目で確かめたかった」。今季は開幕投手を務めながら、残った成績は8勝11敗。シーズン途中には“先発失格”も言い渡された。本人も、首脳陣も、納得できる内容ではなかった。 指揮官にとって、この日のブルペン視察はテストの意味合いも含んでいた。CSでの東野の位置付けを聞かれると、「大事な位置付けの人だからね」。川口投手総合コーチも「(東野の)必要性がどれだけあるかを監督が見た。ファイナルステージでどう使うか、というところ」。ファーストステージは内海、沢村らがいるが、ファイナルへ進んだ場合は先発が足りない。一度は失格の烙印(らくいん)を押した東野も、必要な戦力なのだ。 東野も自らの置かれた立場は分かっている。直球がシュート回転する悪癖を修正するため、プレートに足を置く位置を一塁側から三塁側に変更。カットボール気味の球筋を意識し、「数十センチだけど、景色が違った」とかすかな手応えは感じた。24日からのフェニックス・リーグで好投すれば、CSで登板の可能性も出てくるだけに、生き残りに必死だった。 (井上学) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|