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事件
戦闘機資料がサーバー移動 三菱重工へのサイバー攻撃
2011.10.24 14:44
[ネット犯罪]
三菱重工業がサイバー攻撃を受けた事件で、戦闘機開発をめぐる社内資料が本来あるべきサーバーから別のサーバーに移動し、外部から盗み見られた可能性があることが24日、防衛省関係者への取材で分かった。
サイバー攻撃でサーバーがウイルス感染したのが原因とみられるが、移動先のサーバーから外部へのデータ送信などは確認されていないという。資料は過去の戦闘機開発の経緯などをまとめた社内の説明用で、防衛省は防衛秘密などは含まれていないとみている。
三菱重工へのサイバー攻撃は8月に発覚。ミサイルや航空機エンジンを生産している「名古屋誘導推進システム製作所」(愛知県小牧市)など国内11拠点のサーバー45台とパソコン38台がウイルス感染し、外部へのデータ送信を命令する「トロイの木馬」を含む50種類以上のウイルスが確認された。
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