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進藤 環インタビュー

─ 進藤さんが考える「わたしらしくをあたらしく」とは?

「わたしらしく」という価値感のしっかりある自立したイメージの強い言葉と、新しいものを取り入れていくソフトなイメージの「あたらしく」という言葉。そんな二つの言葉が共存したあたらしい概念だと思います。

─ 進藤さんにとってのアートとは?

小さな頃からアートは身近にあるもの、特別なものというよりもいつも、常にそこにあるもの。アートとは、自分が「ここにいる」ことの確認作業みたいなものです。

─ 今回のプロジェクトに向けての作品選出、もしくは制作のポイントは?
(今回のWomansという企画で意識した点など)

さまざまな風景や植物の写真を撮り、切り貼りして、1つの風景を作ります。室内いるのに、ふっと外に、森にいく。異空間につながる、その掛け渡しができればなと思います。

─ ルミネのお客さまに向けたメッセージをお願いします。

私もよくルミネ新宿店でお買いものしています。そんないつものルミネで、ふと違う感覚を持っていただけたらなと思います。

─ アートアートしないアートってなんでしょう?

美術館に行くのはやはりハードルが高いと思います。昔、アトリエと庭を開放して、自由に作品をみてもらいながら庭で取れたハーブのお茶を楽しんでもらうイベントを行いました。作品についてや、他愛の無い話をしながらゆったりとした時間を過ごす・・・それもアートの楽しみ方。美術館だけではないことをいろんな人にも知ってほしいし、アーティストももっと積極的にそういった活動を行って、身内以外も呼んでいけるようにするといいなと。


text by ルミネ新宿店 松尾 有記
2011/08/16