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韓国の個人預金増加率 負債増で3年ぶり低水準
2011/10/24 11:05 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【ソウル聯合ニュース】個人負債の増加で、定期預金など金融機関の貯蓄性預金の伸び率が3年ぶりの低水準にとどまった。預金は株式投資など、リスクが伴う金融商品に流れているようだ。

 韓国銀行が24日に公表したデータによると、8月末時点の貯蓄性預金の残額は前年同期比7.9%増の388兆990億ウォン(26兆2000億円)にとどまった。

 貯蓄性預金は定期預金や定期貯金など金融機関に一定期間預けるお金。貯蓄性預金の伸び率は、世界金融危機が起こった2008年の9月に1.0%まで下落したが、その後はおおむね上昇していた。

 ところが、今年は5月の11.9%から6月は11.1%に低下。7月(9.4%)、8月も低下し続け、8月の伸び率は2008年9月以来の低水準となった。

 不動産価格の下落や物価高によって個人負債が増大したことで、資産を預金に回す余力がなくなったとみられる。

 韓国銀行の関係者は「低金利が続くこともあり、ファンドや株式への投資で借金を返そうとする動きがあるようだ」と説明した。

sarangni@yna.co.kr