■心のケアが必要
地理的に近いことから、福島県から新潟県には全都道府県中3番目の6249人(10月6日時点)が避難している。新潟県教委は10月1日までに28校に対し計29人の教師を臨時雇用して対応した。
新潟市教委は、スクールカウンセラーを積極的に派遣し、10月14日までに市内36小中学校の児童生徒計68人に延べ154回のカウンセリングをした。主な相談内容は、眠れない▽突然泣き始める▽母親と離れられない--などで、夏以降に避難した子供は、福島に帰りたい▽元の生活に戻りたい--と訴えるケースが目立つ。市教委は「心のケアはこれからが本番だ、と思っている」と気を引き締める。
毎日新聞 2011年10月24日 東京朝刊