両陛下、豪州の日本兵墓地守り続ける男性と面会

  • 2011年 10月21日 20時09分
  • 提供元:読売新聞
 天皇、皇后両陛下は21日、大戦中、オーストラリア・カウラ市にあった捕虜収容所から脱走、死亡した日本兵らの慰霊や日本庭園の建設・保全を通じ長年日豪交流に尽力しているドン・キブラーさん(74)と皇居・御所で会われた。
 日本兵らは現地に葬られ、1964年には新たに日本人戦没者墓地ができた。キブラーさんはこれを機に計画された日本庭園建設と維持の中心となった。両陛下は皇太子ご夫妻時代の73年に同墓地を訪問、供花されている。キブラーさんは墓地や庭園の様子を説明、両陛下から優しく感謝の言葉をかけられたという。面会後、「私は8歳の時、日本兵の捕虜を見て彼らに手を振った。そして65年、こうして両陛下にお会いすることが出来た」と感慨深げに話した。94回目の来日という。

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