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大阪ダブル選:知事選に前衆院議員や池田市長も意欲

中山泰秀前衆院議員(左)と倉田薫・池田市長
中山泰秀前衆院議員(左)と倉田薫・池田市長

 大阪府知事選で、自民党の中山泰秀前衆院議員(41)が、立候補の意欲を同党市議団幹部らに伝えたことが23日分かった。中山氏の擁立について、同党府連内には慎重論もある。中山氏は毎日新聞の取材に対し、「他の有力候補でまとまらない限り、この身を投じる覚悟はできた」と述べ、出馬に向けた準備を本格化させる考えを明らかにした。

 関係者によると、中山氏は22日夜、大阪市内で市議団幹部や府議らと会談し、「私でよければ何でもする。大阪のため、自民党のために一肌でも二肌でも脱ぐ覚悟はできた」と述べた。同党の候補者選定の状況を見て最終判断するという。

 中山氏は取材に対し、「市議団を中心に出馬を求める声をたくさんいただいている。この地で腰を落ち着けて取り組みたいという気持ちが強まった」と説明した。

 一方、大阪府池田市の倉田薫市長(63)は23日、市役所で記者会見し、府内の首長数人から知事選への出馬を要請されたことを明らかにした。首長らは24日から1週間、府内43市町村長を対象に、倉田氏の出馬に賛同する署名活動を始める。倉田氏は今年4月に5選されたばかりだが、「署名が3分の2を超えたら(出馬を決断するのに)十分」と述べた。【高山祐、熊谷豪】

毎日新聞 2011年10月24日 2時30分

 

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