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【放射能漏れ】放射性物質の新基準値作り来週にも始動 食の安全“暫定”どう外す
食品中の放射性物質が健康に及ぼす影響について、現在の「暫定基準値」から“暫定”を外す新たな基準値作りが動き出す。食品安全委員会が来週にも、正式に「評価書案」を厚生労働省に答申する。小宮山洋子厚労相は新しい基準値について「(暫定基準値より)厳しくなる」との見通しを示している。ただ、食安委は食品の基準の明確な線引きを出しておらず、基準設定は今後の議論の“さじ加減”次第。食の安全に対する関心が依然高い中、厚労省は微妙なかじ取りを迫られそうだ。
■「できるだけ早く…」
現在の暫定基準値は、東京電力福島第1原発事故を受け、食安委の評価を経ずに急遽(きゅうきょ)決められたもの。そのため、厚労省は3月20日、食安委に食品中の放射性物質が健康に及ぼす影響の検討を改めて行うよう諮問した。
7月に食安委がまとめた「自然放射線や医療被曝(ひばく)を除き、内部被曝と外部被曝を合わせた生涯の累積線量は100ミリシーベルトを限度にすべきだ」などとする評価書案は、この諮問を受け作られた。
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