エンゼルス5−6アスレチックス(25日・アナハイム)試合前、アスレチックスの松井は来季の話題になると「またゼロからやり直すだけ」とメジャー10年目への意欲を示した。一方で「どこからも必要とされなければ、引退するしかない」とも。
この日は七回に17打席ぶり(1四球を含む)の安打が出た。沈む球をうまく捉えた中前打だった。だが八回は一打同点の場面で初球を打って左飛に。
この10試合で3安打と苦しみ、打率は2割5分を切った。12本塁打、71打点は9日を最後に変わっていない。1年契約が切れるオフを見越せば寂しい数字だが「今は気にならない」と言う。
これまでも数字は意識せず、勝利に貢献するために全力を尽くしてきた。残り3試合も変わらぬ姿勢で打席に立つ。(共同)