アスレチックスの松井秀喜外野手(37)は現地時間20日(日本時間21日)、デトロイトでのタイガース戦に「4番・DH」で出場。六回の第3打席に右越えの7号本塁打を放ち、日米通算500本塁打を達成した。日本のプロ野球界では、王貞治氏をはじめ8人が500本超の本塁打を記録している。
松井は巨人時代(1993〜2002年)の10年間で332本、メジャー(ヤンキース、エンゼルス、アスレチックス)9年目で168本の本塁打を放った。
プロ初本塁打は1993年5月2日、ヤクルトの高津臣吾投手(当時)から。メジャー初本塁打は2003年4月8日のツインズ戦での満塁弾だった。
今シーズンの松井は記録づくめ。4月に日米通算2500安打、5月には日米通算1500得点を達成。さらに6月に入り、大リーグ通算500四球もマークした。
松井秀
「(打ったのは)真ん中の甘いストレート。いいバッティングだった。チームも勝ったし、いい試合で打てて良かった。光栄なことだが、正直感想はない。ちょっと時間がかかりすぎた感じ。早く501号が出ればいい」
アスレチックス・メルビン監督代行
「500本塁打は、本当に称賛に値する。まずは、おめでとうと言いたい。500というのは、すごい数字だ。素晴らしい選手だ」
五十嵐
「(松井にはこれまで)多分2、3本打たれていると思う。(500本の中の)1本に僕が入っていることが、ちょっとうれしい」