松井“夏本番”6号ソロ弾! 日米500号あと「1」

2011.06.17


3回に6号ソロを放った松井。日米500号に王手 (リョウ藪下撮影)【拡大】

 アスレチックスの松井秀喜外野手(37)は16日、本拠地オークランドでのロイヤルズ戦に「3番・DH」で先発。6号ソロ本塁打を放ち4打数1安打1打点だった。内容は左飛、右越え本塁打、四球、一ゴロ、見逃し三振で打率・220。チームは8−4で勝った。⇒【試合詳報はこちら】

 3回、内角高めの球をとらえた打球は、右翼ポール際に飛び込んだ。日米通算499号(メジャー通算167本)となった今季6号を見届け、ダイヤモンドを悠々と回った松井。6月3本目のアーチに「状態はよくなっている」。復調の手応えを確かに感じて言った。

 メルビン監督代行が就任した9日以降、7試合全てに先発出場して23打数7安打で打率・304、3本塁打、7打点。ベンチで出番を待つことが多かったゲレン前監督時代の不振から一転、出場機会を増やして少しずつ感覚を取り戻した。王手をかけた日米500号については「個人の記録にはあまり興味がない」と多くを語らないが、遠かった大台が手の届くところまできた。

 17日からはナ・リーグとの交流戦が始まり、DHのない21日からの敵地では、右翼手として出場できることになった。メルビン代行から伝え聞いた松井は「慣れていないが、練習します」と即答。期待と信頼を取り戻し、節目の記録に向けて意気込んだ。上司によって部下は変わる…というところか。

 

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