歩いた初カーペット　剛力彩芽　東京国際映画祭開幕

　「第２４回東京国際映画祭」が２２日、東京・六本木ヒルズで開幕。来日したミラ・ジョヴォヴィッチ（３５）やジャッキー・チェン（５７）のほか、剛力彩芽（１９）、榮倉奈々（２３）、黒木メイサ（２３）、岡田将生（２２）、小栗旬（２８）、小池徹平（２５）ら日本の若手スターも多数駆けつけ、グリーンカーペットを歩いた。人気子役の芦田愛菜（７）やヴィム・ヴェンダース監督、フラガールたちも登場し、オープニングを華やかに彩った。

　この日は、あいにく朝から雨模様。午後のグリーンカーペットが危ぶまれたが、昼すぎに雨があがった。トップバッターでグリーンカーペットを歩いたジャッキーは、「約束した通り、僕が来たら雨がやみました！　僕が離れた途端、また降り出したらどうしよう」と笑わせた。

　ドキュメンタリー映画「がんばっぺフラガール！〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜」（２９日公開）のフラガールたちは、カーペットの両脇に詰めかけた観衆を前にフラダンスを披露。「映画で私たちの姿を見て、皆さんにも頑張ってもらえたら」と話した。

　野田佳彦首相もイベントに参加した。「（ミラ・ジョヴォヴィッチら米映画の）『三銃士』の皆さんと歩ける−と聞いていたが、枝野（経産相）さんと歩くことになってしまった。でも、気持ちは（『三銃士』にも出演している人気俳優の）オーランド・ブルームだった！」とか。

　その「三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」（２８日公開）を引っ提げ、ほぼ１年ぶりの来日でラストに登場したミラは、飛び交う歓声に「大震災が起きた日本の皆さんを、私たちはサポートしたい思いでいっぱい。日本の国も文化も大好き。また来られてとても光栄」とこたえた。

　日本映画「キツツキと雨」（来年２月１１日公開）など１５作がサクラ・グランプリを競う、コンペティション部門の選考結果は、最終日の３０日に発表される。