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グラビアアイドル+プロレスラー=グラレスラー・愛川ゆず季 3

 ‐芸能界の反応は。

 「賛否両論で、めちゃくちゃ仲がいいアイドルの友達とかは『早く辞めて』って言うんですよ。普通のグラビアアイドル仲間は『うまくやったね、やり方がうまい』て言うんですよ。プロレスファンのタレントの方とかは『すごい頑張ってるよね、応援してるよ』って言ってくれたり」

 ‐グラビアアイドル仲間から言われるのは、新しい売りがあった方がいいということですね。

 「そうですね。いまグラビアアイドルはみんなホントに大変だと思うので。そこはそういうふうに思われてんのかな、って感じがしてます」

 ‐それがグラレスラー軍団構想につながる。

 「そこから増やしていきたいなと思うんですけど、やっぱりプロレスを始めちゃうとバイトも行けない、ケガをする、毎日練習。敷居が高いと思うんですよ。デビューできるかわからない、したところでどうなるかわからない。リスクが大きすぎるから、やろうっていう人はいないんですけど、ゆずポンを見てやろうと思う人が1人でも出てきたらやりがいがあったと思うんですけど」

 ‐女子プロレスが上向くきっかけにはなっていると思います。

 「今までの女子プロの選手にイヤな風に思われたらイヤだなっていうのがあって。けっこう気にしいなんで。こないだ豊田真奈美さんとお会いして、そういうふうに言われなかったのでホッとしました。そういう方々に失礼のないように一生懸命しようってやってきたから。良かったなと思いました」

 ‐芸能の仕事にプラスになったことは。

 「プロレスやってるからこその仕事が多いので、そういう面ではホントに良かった」

 ‐クラシックバレエ、テコンドーなどの経験は生きていますか。

 「そういうのもあってグラビアアイドルもやってたからプロレスもできてる。集大成がプロレスって思うくらい全部がつながってたって思います。体の柔軟さがあったのはクラシックバレエからだし、入場の時のあいさつ一つとってもバレエを取り入れたり、入場曲もバレエを入れていたりとか。ちっちゃいところですけど、きれいなものを見せたいというところにつながっている」

 ‐以前はとりあえず1年やる、その先は決まっていないと。

 「そんな感じです。目標は新人賞ねらって。何か残したい。それで女子プロ界が盛り上がればいいなと思いますし。女子プロ界を背負うことは大きすぎてできないので、きっかけくらいになればと思って頑張ります」

 ‐でも一番有名な女子プロレスラーですよね。

 「いろんな意味で。一発屋になれたらうれしい」

 ‐プロレスはファンが長く応援してくれるジャンルです。

 「ある人によれば、どんな選手でもプロレス界で輝いている期間は2年だって。私はいつまで取り上げていただけるのかわからないんですけど」

 ‐それを信じるなら、少なくとももう1年はやった方がいいですよ。

 「2年説?求められるんなら考えたいなと」

 ‐今年の新人賞はどんな人がライバルだとみていますか。

 「(橋本)大地君とか取るんじゃないかと思ってますけど。あのネームバリューには負けますよね。そういう賞を取ったことがないので。両親も反対してってところから入っているので、そこ(授賞式)に呼びたいなって。プロレス大反対だったんで、うち。今は応援してくれてるから、そういう結果を残したい」

 ‐テレビ東京系のドラマ「ここが噂のエル・パラシオ」(10月7日スタート)は。

 「役柄は団体のエースでありプロレスバカ。明るくて元気でガサツな役をやってます。ホントに演技は大変ですね。監督に15点!って採点されたので。足を引っ張らないように。プロレスシーンもあるので、そこはみんなを引っ張っていっていい作品を作りたいなと思ってるので。あと、セクシーも多いんですよ、この作品は。グラレスラーとしてこういうドラマに参加することができて、すごいうれしい」

 ‐プロレスとグラビアと両方やっている人ならではの。

 「そうですね。だからこそ。やってて良かったなって思いましたね」

 ‐共演者とのコンビネーションは。

 「めっちゃ楽しいですね。役柄もキャラが濃くて、仲良く。リングを使って倉庫で、空調もない中で汗だくになってやってる感じなんですよ。みんな頑張っていて。体を動かすって素晴らしいなと思います。サトエリさん(主演の佐藤江梨子)とかも試合見に行くって言ってくれて」

 ‐佐藤江梨子さんはグラビアだと…。

 「先輩です。ホントにあのイメージのままで『ゆずポン、お金持ちなんだよね』って初っぱなからしゃべって。お金持ちの番組に出てたんですよ。試合すぐ見に行くって。細いし脚長いし、ホント素晴らしいですよ」

 ‐次のゆずポン祭(11月3日・新木場1st RING)は、デビュー1周年です。

 「ザ・王道みたいなプロレスをやりたい」

 ‐自分でイベントを考えるのは。

 「そっちの楽しみが大きいかも。プロレスっていい意味で適当だからやりたいことができるし意見が通る。自分をプロデュースできることがすごく楽しいしすごく大切。やりたいこととお客さんが求めることを一致させるのがすごく難しいけど、やりがいがあります」

  ◇  ◇

 愛川ゆず季(あいかわ・ゆずき)1983年5月16日、愛媛県新居浜市出身。03年、デビュー。日テレジェニック2005に選ばれるなどグラビアアイドルとして活躍。写真集5冊、DVD8枚をリリース。06年、相澤仁美とのユニット「オーパーツ」でCDデビュー。158センチ、50キロ。スリーサイズはB100・W60・H89センチ。足のサイズ24センチ。血液型B。特技はクラシックバレエ、テコンドー、水泳。得意技はゆずポンキック、シャイニング・ゆザード、ラ・ゆずストラル。

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