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グラビアアイドル+プロレスラー=グラレスラー・愛川ゆず季 2

 ‐グラビアアイドルとしてファンの前に出ることもあったと思います。

 「水着になって写真を撮られるのもすごい楽しいしうれしいけど、泣くとかってあまりないじゃないですか。そうやって実際見てもらって人の感情を動かすことができるスポーツって本当にすごいと思います」

 ‐女子プロを見に行った際のイメージは良くなかったですよね。

 「違う空気にしてるって自分では思ってるので。私は私のプロレスの色を出していけばいいと思っています」

 ‐スターダムとゆずポン祭の違い、それぞれ心がけていることは。

 「スターダムはプロレスを見せようと。定期的にあるので毎回勉強になりますし、団体でしか味わえないことってやっぱりあるって気付いたから。ゆずポン祭は私がプロデュースってことでホントにプレッシャーなんですけど。目指しているのはプロレスラーっぽくないプロレスラー。最初に女子プロを見たとき衣装も気になったから、コスチュームもお金をかけていいものを作らせてもらってるし、女の子って見た目が大事だと思ってるから安っぽくならないようにしていきたいと思っているし」

 ‐7月にはスターダム初の後楽園ホール大会があって、ベルトも初めて巻きました。

 「よくやったなって思うんですけど。後楽園で試合するっていうことは緊張しすぎて。7月のめちゃくちゃ暑いのに鳥肌がずっと立っていて。お客さんの数も違うしましてやタイトルマッチだし、とんでもない緊張の中で勝つことができて。すごい応援してもらって。良かったです」

 ‐思うように動けましたか。

 「試合が始まったら全然いつもの感じになったんで『あ、良かった〜』と思いました。ベルトはこんなに早く手に入れることができるって思っていなかったのですごくうれしいし、タイトルマッチを生で見たことがなかったので、ベルトを持ったけど『どうしたらいいんだろ。肩にかければいいのかな』という初歩的な。『こんなに重いんだ』とか。写真を撮ってもらっていて『いろんなメディアに載るんだろうな、普通じゃ面白くない』と思ったのでグラビア感を。一歩間違えると怒られそうな感じですけど」

 ‐あの日はDDTの両国国技館大会で初の大会場も経験しました。

 「高木(三四郎・DDT)社長にはすごく感謝してるんですけど。でも正直いま考えると後楽園で燃え尽きてましたね」

 ‐8月のゆずポン祭、ダンプ松本戦は。

 「1年間練習してきて教えてもらったことのないプロレスだったので、正直これがプロレスならプロレスはホントに嫌いだなと思いました。ワケがわからなくなりましたね、正直」

 ‐教えてもらったことのないプロレスとは。

 「言い方が難しいけど、つぶされそうになったから。ホントにつらかったですね」

 ‐やって良かったとは割り切れませんか。

 「経験としてやって良かったなと。勉強になりましたし、なんと言っても松本選手は昔から名前のあるレジェンドなので、そういう意味では対戦できて良かったなとは思います。その時は落ちたんですけど、プロレスラー・愛川ゆず季として見るとそれも大きな歴史の1つになっています」

 ‐8月末の試合を欠場したのは。

 「あの試合も大きかったんですけど、やっぱり心が落ちていて、1回休ませてもらおうかなと」

 ‐改めてプロレスの魅力と難しいところは。

 「見に来てもらったらインターネットと全然違うと思うし、1回は会場に来てもらいたい。難しいところはダンプ戦で感じたところもそうですし、ただ勝てばいいっていうものでもないし、そういうところですね。私はすごく考えながら試合をしてるし、負けたくないって気持ちが大きいので勝ちたいし」

 ‐スターダムには若い選手が多いですが、コミュニケーションの問題などはないですか。

 「そんなに団体の子とは仲良くしてないんですけど。仲間意識はありますけど、友達だとは思っていないので。お友達は他でつくればいいと思っているくらいだから。プロレスはいつ対戦するかわからないし、全員がライバルだと思っているから友情はないと思っているので。その辺はいい距離感を保って。仲間は仲間なので楽しく」

 ‐プロレスラーとしての体とアイドルとしての体と、例えば体重で何キロくらい違いますか。

 「5キロくらい落としているんですけど、やりすぎて落ちにくくなってきてますよね。で、やっぱり気持ちが変わっちゃうみたいで、ダンプ戦の記者会見で水着になったんですけど、その時の気持ちはグラビアアイドルで、だけどいきなり殴られて何にもできなくなっちゃってただ泣きそうになっただけなので、そういう気持ちの部分でもプロレスラーとグラビアアイドルは全然違うから、切りかえしないと」

 ‐体重は短期間で落とす必要がありますよね。

 「太りやすくてやせやすいので、絶食と酵素を飲んで、飲み物だけで過ごしてます」

 ‐試合が終わるとアザもできます。

 「次の日とかその次の日とか、なるべく仕事を入れないようにしてるんですけど。できやすくて治りも早いので、プロレスに向いてる部分じゃないかな。たたかれたらすぐ赤くなるし、分かりやすい体をしています」

 ‐メークがハゲるとか、芸能人としてはどういう思うんですか。

 「最初はすごくイヤだったし、終わってから化粧直しして出たいんですけどって感じだったんですけど、いろいろ撮られすぎてもう遅いよ、みたいな感じになって」

【3に続く】

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