恋愛・女性-LAURIER(ローリエ)

韓国男子への幻想? 韓国の恋愛事情と草食男子市場の拡大

2011年10月18日 10時00分

韓国の男性は美しく綺麗なものに対してのこだわりが強く、望み過ぎで疲れる。そして社会全体も…?

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一人でいたら『あの人ヘン』『あの人なんかオカシイ人』『問題ある人』と思われるよ」
日本では「おひとり様」は恥ずかしくないし、女性が一人飲みしていることは特別なことではない。一昔前などは「焼肉を一緒に食べに行く男女はデキている」とか言われたが、今や焼肉店でさえおひとり様専用席があるところも多い。

しかしあまり「おひとり様大歓迎」と奨励してしまうと一人でいることが平気になってしまう可能性もある。今までは誰かと一緒じゃないと行けない場所やパートナーがいなければ出来ない事が、なんでも「一人で出来てしまう」というのもいかがなものだろうか。
「親は『結婚しろ、結婚しろ』ってうるさいし、言い合いになってよく喧嘩してる(笑)。一人暮らしにも憧れるけど、親がいると食事の用意とかしてくれて楽だし、親も段々年取ってきたから何かあると心配だし…」
どの国も親が子供に「早く結婚しろ」と言いたがるのは一緒のようだ。毎日顔を合わすと口を出したくなるのも親心。
彼女からしたら仕事に追われる忙しい日々。充実はしていても将来に対しての焦りと不安。早く相手を見つけて結婚し、老いていく親を安心させたい…けど、ままならないのが本音。

最後に、帰国間際にアラサー韓国男子と少し話ができた。
「韓国の男性はバリバリ仕事をする女性よりもちょっと抜けてるくらいのほうがいい。そういう方が好みかと思います」
日本の恋愛事情や草食男子の話などをしたら
「草食?何ですかソレ?」
詳しく説明すると彼は妙に納得して
「最近韓国でも若い人は共働きが当たり前になってきたし、また奥さんも働かないとやっていけない経済事情もある。最近は女の人もバリバリ仕事をヤリたいと意欲的になってるし、女の人はどんどん強くなってきている。同じように、こちらもだんだん草食化してくるとは思いますよ……」
もはや日本だけでない。晩婚化、草食化はどこの国でも同じなのだ。
女性の行動力と肉食化、男性は待受の草食化。女性は何事にも貪欲になり、男性は無欲…?
女のオス化が進み、男のメス化が進む。
この進化を食い止める処方は今のところ…ないようだ。
(神崎桃子)
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ライター情報

神崎桃子

フリーライター。草食系男子評論家 兼 インストラクター。コリをほぐして活をいれる恋愛整体師。
著書に、悩み戸惑いながらも素直にまっすぐに突き進むアラサー女の姿を描いた「逃げる男」。「恋愛とはみっともないもの」女性達へ熱いメッセージとエールを贈る作品。
一人でラーメン屋には入れないが飲み屋には入れる「酒のある場所が大好き」、新種「雑食系女子」。 

ブログ:「さまよえる女達へ 桃子の施術部屋」
「呑みすけバンザイ!桃子の泥酔日記」

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