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【長野】

目指せ!脱原発!! 県民有志ら会設立

脱原発を主張する代表発起人の田中欣一さん(中央)=松本市のあがたの森文化会館で

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 東京電力福島第1原発事故を受け、原発に頼らない生活の在り方を考えようと、県内有志が22日、松本市内で「サラバ原発・変えよう暮らし方」の会を設立した。原発の廃炉と自然エネルギーへの転換、生活スタイルの見直しを主張の3本柱に掲げ、来年1月には県民集会を開く。

 白馬村在住の民俗史・日本思想史研究家の田中欣一さん(82)が代表発起人となり、松本地域や長野市、上田市などの会社員や教員、医師、僧侶ら64人が呼び掛け人に名を連ねた。

 田中さんは集まった約20人に「原発事故は戦後最悪の人災。日本人は根源的な立場から生き方と志を問いたださねばならない」と語調を強め「信州という一地方から、政府や関係機関を動かす思潮をつくろう」と呼び掛けた。

 会によると、脱原発を目指す全県的な県民組織の発足は初めて。来年1月28日に松本市の県松本文化会館で集会を開き、東日本大震災から1年になる3月11日には、同市などで「サラバ原発大行進in信州」と題したデモ行進をする予定。問い合わせは田中さん=電0261(75)2402=へ。 (安藤孝憲)

 

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