富山県など北陸3県と神奈川県で起きた焼き肉チェーン「焼肉酒家(さかや)えびす」の集団食中毒事件で、富山県は23日、県内の10代の少年が死亡したと発表した。今回の食中毒では、これまで181人が発症し、男児2人を含む4人が死亡。死者は5人目となった。
県生活衛生課によると、10代の男性は4月22日に砺波(となみ)店(富山県砺波市)で食事をし、食中毒症状を訴えて入院していた。同月28日にはHUS(溶血性尿毒症症候群)を発症して意識障害が起き、人工呼吸器を装着して治療を受けていたが10月22日午後、死亡した。