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敦賀原発:21歳作業員が内部被ばく

(手前から)「ふげん」、敦賀原発2号機、1号機=福井県敦賀市で2010年11月16日、本社機から竹内紀臣撮影
(手前から)「ふげん」、敦賀原発2号機、1号機=福井県敦賀市で2010年11月16日、本社機から竹内紀臣撮影

 日本原子力発電は20日、定期検査中の敦賀原発2号機(福井県敦賀市)で、放射線管理区域内でごみを袋に詰めていた関連会社の男性作業員(21)が放射性物質を吸い込み、内部被ばくをしたと発表した。原電の推定では、今後50年の被ばく量は1.7ミリシーベルト。放射線業務従事者の年間被ばく限度の50ミリシーベルトを下回り、健康に影響はないとしている。

 原電によると、男性は19日、原子炉建屋地下2階で配管の弁の点検作業をしていた。別の作業区域から出た汚染廃棄物が入ったごみ袋に、別のごみを詰めようと手を入れた際に手袋に放射性物質が付き、口か鼻から取り込んだ可能性が高いという。現場は本来、放射性物質を触るような作業をする場所ではなかったという。【安藤大介】

毎日新聞 2011年10月21日 10時30分(最終更新 10月21日 11時26分)

 

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