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be between 読者とつくる 韓流ドラマみてますか? (アンケート)
朝日新聞 2011年(平成23年)10月22日土曜日 b10 高久潤
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■韓流ドラマみてますか? (アンケート結果)
よく見ている 11%
時々 13%
あまり見ていない 10%
見ていない 66%
▼「よく見ている」「時々」の人が答えました
■いつから見るようになった?
2003年より前 10%
『冬のソナタ』が放送された
03年ごろ 34%
05年ごろ 14%
07年ごろ 11%
09年ごろ 13%
昨年 11%
今年 7%
▼「よく見ている」「時々」の人が答えました
■韓国ドラマと日本のドラマのどちらを多く見ている?
日本 46%
同じくらい 21%
韓国 33%
▼「よく見ている」「時々」「あまり見ていない」の人が答えましたの人が答えました
■最近のドラマでとくに好きな作品は?
(五つまで選択 10位まで)
トンイ―――――――――――――――――――281人
アイリス――――――――――――――――――255人
朱蒙(チュモン)―――――――――――――――222人
太王四神記―――――――――――――――――215人
私の名前はキム・サムスン――――――――――170人
宮(クン)Love in Palace―――――――――――138人
美男(イケメン)ですね――――――――――――133人
華麗なる遺産――――――――――――――――130人
ホジュン~宮廷医官への道~―――――――――123人
コーヒープリンス1号店―――――――――――112人
▼全員が答えました
■Kポップは好き?
すごく好き 1%
まあまあ好き 22%
あまり好きではない 32%
嫌い 13%
聞いたことがない 32%
▼全員が答えました
■最近の韓国映画は好き?
すごく好き 1%
まあまあ好き 14%
あまり好きではない 17%
嫌い 9%
見たことがない 59%
「回答者数:3766人」 グラフィック:岡山 進矢
(※以下本文)
(リード)
韓流ブームという言葉が浸透してずいぶんとたちます。妙齢の女性たちが韓国の男性俳優にとりこになり、空港に大挙する事態さえ招きましたが、今やブームというより一つのジャンルに定着したとみるべきでしょう。
その魅力は、日本からみた非現実感にあるようです。
■ありえない設定が魅力 (本見出し)
今夏、京都府の主婦(52)の夫の携帯電話のアドレス帳に「愛する奥様」という名前が登録された。妻から電話やメールがあると、画面にそう表示される。主婦のお願いに、夫が応じたのだ。結婚28年を迎える夫婦の、ちょっとステキなやりとり――。
元ネタは、韓国ドラマのワンシーンだ。主婦は「『韓国の俳優みたいなロマンチックなことをして』と言ったら、本当にしてくれたんです。渋々ですけどね」と笑う。
beモニターのうち、韓国ドラマを「よく見る」「時々見る」と回答したのは24%。「4人に1人」と思えば、なかなかの数字だ。
好きな番組はシリアスからコメディーまで様々だが、設定の「ありえなさ」を魅力と感じる人が多かった。「日本でありえない胸キュン」(岡山、66歳女性)、「交通事故、赤ちゃんの取り違えなどあまりに非現実的。でも魔法のように引き込まれる」(東京、54歳女性)。
韓流ブームの代名詞と言えば、「冬のソナタ」に代表される純愛モノ。だが、今やそれにはとどまらない。
埼玉県の団体職員の女性(35)は「元々冷ややかに見ていた」というが、昨夏、ラブコメにはまった。「俳優の感情表現がすごい。見るだけでお姫様気分なんです」
韓ドラを見る人に日本ドラマを見る頻度を尋ねたら、「同じくらい」「それ以上」と答えた人の合計が67%に達した。韓ドラだけを見ているというわけではなさそうだ。
作品別の人気投票では、「トンイ」「アイリス」などテレビ放送された作品が上位に入ったが、いまはレンタルも好調だ。「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブによると、韓国ドラマの月間レンタル回数は今年5月、初めて洋画と邦画を超えた。テレビではまり、レンタルへ。そんな流れがありそうだ。
最近はドラマだけでなく、「Kポップ」と呼ばれるコリアン・ポップスも人気だ。
先月下旬に日本デビューしたガールズ・グループ「T-ARA(ティアラ)」がオリコンのシングルチャートで1位に、同週にアルバムで東方神起が1位になった。10~20代に人気というが、beモニターの45%は「あまり好きではない」または「嫌い」と回答した。
韓ドラを見ないという人からは「大嫌い。ダラダラ長いだけ」「韓流ばかりでうんざり」といった声が届いた。地理的にも、文化的にも近いから愛憎半ばするのかもしれない。 (高久潤)
(カコミ)
「ストーリー重視の日本に対し、魅力的な場面を団子のようにつなげるのが韓国です」
日韓のドラマづくりの違いをそう説明するのは、中村高志・NHKチーフプロデューサーだ。
9月にBSプレミアムで放送された日韓共同制作の韓国ドラマ「赤と黒」で製作統括を務めた。それまで韓ドラ制作の経験はほとんどなく、この作品の第1話の印象は「何がしたいのかわからなかった」。
■「心を埋めている」 (見出し)
だが、場面の「強さ」にはひきつけられた。「話の多少の破綻を恐れず、感情をあらわにする俳優の強い演技で見る側を納得させる。悲しい時に笑う『美学』の日本とは違う」
視聴率が高い日本のドラマは少なくないが、「はまる」と形容されるのは韓国ドラマばかり。
「日本のドラマでは届かない、視聴者の心の『ある部分』を韓ドラが埋めているのは確かだ。ただ、日本人がその演技をそのまままねをしてもダメと思う」
以上
beモニター (朝日新聞アスパラクラブ会員のうち1万7千人が登録) へのアンケートをもとにした企画です。 モニターは折を見て追加募集します。
以上
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