東京電力は22日、福島第1原子力発電所1号機の緊急マニュアルにあたる「事故時運転手順書」の17項目のうち6項目について、震災直後に一部または全てを実施していなかったと発表した。ただ、「現場の状況から操作に問題なかった」と説明、当時の対応に不備はなかったとしている。経済産業省原子力安全・保安院に報告した。
東電によると、4項目で一部の手順を実施できず、2項目では全くできなかった。作業員が震災直後に手順書をチェックした証拠も確認できなかった。「手順書の範囲を超えた事故だった」(松本純一原子力・立地本部長代理)としている。
手順書は格納容器の破損や炉心溶融といった過酷事故などが発生した際に機器を操作する方法が書かれている。衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会が事故原因究明のために公開を求めたが、東電は核防護や知的財産を守る上で問題があるとして、大半を黒く塗りつぶして提出した。保安院が黒塗り部分を一部取り除いて、近く公開する予定。
東京電力、福島第1原子力発電所
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