東京・新宿消防署長、訪問した元交際相手宅で鉢合わせた男性を殴った疑いで逮捕
東京・新宿区の女性宅を訪問し、合鍵を使って中に入ったところ、28歳の男性と鉢合わせになり、男性の顔などを殴った疑いで、東京消防庁の新宿消防署長・増子信仁容疑者(56)が逮捕された。
うつむき、憔悴(しょうすい)したような表情を浮かべた増子容疑者は、かつては夜の繁華街、新宿歌舞伎町を練り歩き、立ち入り検査を行っていた。
増子容疑者は18日夕方、東京・新宿区のマンションに住む20代の女性宅を訪問し、合鍵を使って中に入ったところ、28歳の男性と鉢合わせになり、男性の顔などを殴ったという。
増子容疑者は、以前交際していた20代女性宅に合鍵を使って侵入したが、当時、女性は留守で、部屋には28歳の男性がいた。
マンションの住人は、「罵声は、外から聞こえてきました。外に出てみたら、血がちょっと点々としていたなという」と話した。
男性と鉢合わせとなった増子容疑者は、口論の末、顔などを殴り、軽傷を負わせるなどした疑いで逮捕された。
消防署長を知る人は、「うそでしょうと思う。とても明るい方です」と話した。
女性は、増子容疑者と半年前まで交際していたが、その後、鍵を取り換えたため、増子容疑者がなぜ合鍵を持っていたかわからないと話しているという。
会見で、東京消防庁は「誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
増子容疑者は、妻子もいるという。
東京消防庁は「厳正に処分する」としている。
(10/21 00:50)