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【プロ野球】

長野 正々堂々と首位打者獲る きょう最終戦休まない

2011年10月22日 紙面から

原監督(左)の見守る中、フリー打撃をする長野=東京ドームで

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 タイトルは戦って勝ち取る。現在、セ・リーグの打率トップに立っている巨人の長野久義外野手(26)が21日、レギュラーシーズン最終戦となる22日の横浜戦(東京ドーム)に出場し、正々堂々と首位打者のタイトルを奪う決意を示した。

 「明日(22日)出る準備をしてきましたし、調整をしてきました」。東京ドームで行われた全体練習を終えた長野は力強い口調で言い切った。試合に出れば打率が下がる可能性があるが、「試合、出ます」。休むという選択肢はまったく考えていないようだった。

 現在、阪神・マートンと激しい首位打者争いを繰り広げている。長野が22日の1試合しかないのに対して、マートンは23日以降も試合を残している。ライバルの結果次第では試合を休んで3割1分5厘という打率を死守するという戦略を立てることは考えられ、実際に岡崎ヘッドコーチは「阪神は今日も試合があるよね。それを見て、考えます」と話していた。

 しかし、試合に出れば打率を上げる可能性もある。そうすれば、マートンにプレッシャーを与えられるし、リーグ3位からの逆転日本一に燃える原監督が「新たな目標に向けてのスタート、第1戦」と位置づける試合への勝利に近づく。だからこそ、リスクがあってもあえて出る。

 「頑張ります、明日」と言って東京ドームを後にした長野。戦って勝ち取れば、初めて獲得する首位打者のタイトルに、さらに大きな価値も生まれる。G戦士を引っ張る若武者らしく、長野は正々堂々と打席に立ち、バットを雄々しく振る。 (川越亮太)

 

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