というわけで
ついに完成
いたしました！

これが
噂の
モモ・デラックスです！

どうぞ！！

デララララララァーーーーーン！！

ぎゃぎゃっ！！

な、
なんなんでしょう

これ。

そのお顔は
黒く焦げすぎた
アンパンマン
とでもいいましょうか

なんとも
黒く異形な存在が
ここに誕生してしまいまして、

どの角度から
見てみましても
デラックスさんと言いますか、

はるか昔の特撮戦隊モノの
クオリティの低い怪人か何か
のようにしか見えません。

まじまじと
その様相を
見てみましても、

　　　　　　　　　　　　　「ん？」

ただの
おたふく風邪
のようにしか見えません。

でも
とりあえずは
ポンポコリンで
すっかりデラックスになった
モモ・デラックスなわけですが、

　　　「いいから早く散歩に連れてきなさいよ！」

とのことで、
そのデラックスさんな外見から
身も心も
デラックスさんに
近づいてしまったのか、
若干
辛口なトーンになってしまったようでございます。

ならしかたがないですね
ということで

しかたなくこのデラックスなまま
散歩に行くことになったのでした。

マジかよ。

　　「早く連れてきなさいよ！
 　　あんたいつも距離短いから、今日は距離長くね！」

と
すっかりデラックスになった
モモ・デラックスさんは
デラックスなままに
散歩に行くことになったわけですが、

その早々の

たとえば
こんな

「猛犬注意」な
掲示に
対しても、

　「そんなに猛々しくないわよ！　
 　そんなビジュアルの猛犬、アメリカの漫画だけよ！」

と
噛みついていたのでした
さすがのデラックスっぷりです。

で
その後
外に出た

散歩の道中にて
目にすることになった
あらゆるモノに対しても、

　「『ほっと』と『ホット』って、
　　 いつの時代のボキャブラよ！」

　「なによこの防犯体制！
 　これだから所轄には任せられないのよ！」

　「映画『スピード２』の主演の
　　 マシュー・マコノヒーのマコノヒーってなによ！」

　　「ていうかこの画はやめてよ！
　　　 完全にドラクエの敵じゃないの！！」

　　「ていうかもう疲れたわよ！　
 　　散歩もういいから早く帰しなさいよ！」

と、

まるでデラックスさんが
のり移ったかのように

歯に衣を着せない
デラックス節なリアクション
を繰り返してくれまして、

これこそまさに
モモは
身も心も
デラックスさんになりきれた
と言えるのではないでしょうかっ！！！！

　　　　　　　　「花は、嫌いじゃないわ」

と、いうわけで
このようにして人は（あ、犬は）
外見による外発的要因によって
内在する自意識も形成されていく
ということが
今回の卒論研究により
明らかになったのでした。

まぁいずれにせよ
デラックスで
よかったんじゃないかと思いますよね
モモこのたびも
どうもありがとうございました。

またよろしくおねがいいたしますね。

ではまた

おやすみなさい…