動作が遅くなってきたパソコンのリカバリ方法
パソコンを長く使い続けているうちに極端に動作が遅くなったりした時に、「購入時はもっと早かったのにな、購入時の状態にリカバリしたいな」と思ったことはないでしょうか。おそらく多くの人はこういったスペックの低下を経験されていることでしょう。
しかし、実際パソコンをリカバリしたくてもやり方がわからないし、そのせいでパソコンが壊れたら困ると思ってリカバリに挑戦していない人も多いことでしょう。実は「リカバリ」作業自体は決して難しくないのです。
なお、パソコンのリカバリでなくWindowsなどのOSを一からインストールしなおしたい方は、別記事の「OSのインストールに挑戦」を読んでください。
事前準備
一度パソコンをリカバリしてしまうと、PC上に保管していたデータは全て失われてしまうため、HDD内のバックアップは非常に大切です。データのバックアップ用のメディアには幾つか種類がありますが、便利なものは外付けHDDです。これですと30Gから1Tバイト位までの範囲でデータのバックアップが可能です。
また、最近は4Gの容量のメモリースティックも随分と安価なので、この範囲内でおさまるならばそれで十分です。元のハードディスクのバックアップ時に、ブラウザのブックマークなどを保管した「お気に入り」フォルダの保存もお忘れなきように。また、今までインストールしていたソフトもリカバリ後に無くなってしまうので、注意が必要です。
リカバリ本番
ハードディスクのバックアップに不備がないことを確認したら、パソコンのリカバリを行います。リカバリは通常はPC購入時に付属のリカバリCD、リカバリDVDを使用しますが、稀にHDDの一区間にリカバリ用の領域が確保されている場合があります。ノートパソコンのリカバリ時にはけっこう多いです。この場合、PC起動時に「F8」等、特別なオプションを指定すると、簡単にリカバリが開始される仕様になっていル事もあるので便利ですね。
いずれにせよ、パソコンのリカバリの手順はどちらも同じで、セットアップウイザードに従えば簡単に行えます。途中気にしなければならないのは、HDDをCドライブとDドライブに分割するかどうか聞いてくる場合もありますが、よくわからなければ全体をCドライブにするを選択することです。(パーティションを区切るかどうかということ)
後はリカバリの設定ウイザードに従い、「次へ」をクリックしていけば、自動的にリカバリが始まりデスクトップやノートパソコン購入時の状態へと復元されます。その後、バックアップしたデータを外部メディアよりハードディスクへ戻せば過去の状態が復元します。
以上がリカバリの手順ですが、パソコンのリカバリは案外簡単と感じたのではないでしょうか?もしパソコンの処理が遅くなってイライラすることがあったら、一度パソコンのリカバリに挑戦してみましょう。