中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

偽装結婚狙い来日 偽装認知、容疑の母供述

2011年10月22日 09時01分

 フィリピン人女性らによる偽装認知事件で、不正に日本国籍を得た男児の母親で、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕された名古屋市中川区、アルバイト、リネット・サラザル・アドロナド容疑者(38)が「偽装結婚するつもりで来日した」と供述していることが、愛知県警への取材で分かった。県警は、リネット容疑者が来日後に妊娠に気付き、在留資格を得る手段を偽装認知に切り替えたとみて調べている。

 ほかに逮捕されたのは名古屋市港区、アルバイト上釜勇一(49)、同、無職近藤鎮(75)、中川区、アルバイト、モモセ・ジュービー・イスラ(46)の3容疑者。

 県警によると、上釜容疑者が父親役、モモセ容疑者は仲介役、近藤容疑者は指南役。近藤容疑者は「相談されて(申請に)必要なことを教えただけ」と犯意を否認、他の3人は容疑を認めている。

 逮捕容疑では、4人は共謀し、2010年7月、リネット容疑者の胎児の父親が上釜容疑者だとする虚偽の認知届を港区役所に提出したなどとされる。

 県警への取材では、リネット容疑者は09年12月に短期ビザで来日。当初から日本に長期滞在して働くつもりだったとみられ、上釜容疑者との偽装結婚で在留資格を得ようとしていたとみられる。

 だが、直後に妊娠が分かったため、幼なじみのモモセ容疑者と相談し、偽装認知を計画したという。上釜、近藤の両容疑者は、モモセ容疑者が働いていたパブの常連客だった。

(中日新聞)

 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ