RSSリーダー
メルマガ登録

トップ > 芸能 > 円谷プロがただひとり正式公認したプロレスラー ウルトラマンロビン

【あの人は今こうしている】

円谷プロがただひとり正式公認したプロレスラー ウルトラマンロビン

【芸能】

楽天SocialNewsに投稿!
2011年7月1日 掲載
●尾内淳さん
「ウルトラセブン」「ウルトラマンジュニア」「ウルトラマン2000」とプロレス界には「ウルトラ」とつく覆面レスラーが何人もいた。だが、本家の円谷プロが正式公認したレスラーはたったひとりしかいない。「ウルトラマンロビン」、本名・尾内淳さんだ。ウルトラマンシリーズで知られた怪獣の名前の覆面レスラーとの対決が看板だったロビンは今どうしているのか。

●公称170センチ、83キロ、実際は162センチ。新日本、全日本プロレスからは入門を拒否され、辛うじてFMWに
 会ったのは名古屋市昭和区の「ロイヤルホスト御器所店」。約束の時間に遅れること30分。ウルトラマンロビンはえっちらおっちらママチャリをこいでやってきた。
「いやあ、申し訳ない。急な来客があって。ウン、家はここから自転車で10分くらい。名古屋駅に行くのも、栄に買い物に出るのも自転車を使ってます。カネはかからないし、トレーニングにもなる。一石二鳥でしょ」
 ロビンは名古屋が拠点のプロレス団体「SGP」を運営。全国に40以上ある団体のマットに上がっている。
「いつオファーがあっても大丈夫なように、毎日スクワット500回、腹筋500回がノルマで、それ以外にトレーニングジムで鍛えてます」
 一昨年、昨年と毎週土日はほぼ試合があったが、今年は激減しているとか。
「このままだとヤバい、参ってます。どうにかしなきゃいけないんだけど、大震災もあって、正直、見通しは暗いなあ」
 実はロビンさんには「どうにかしなきゃならない」差し迫った事情がある。2年前に結婚。扶養家族が1人増えたのだ。
「同い年です。結婚するならこの女性しかいないと、一目ぼれしちゃったんです。そんな気持ちになったのは生まれて初めてでした」
 東京のエステ会社のエリアマネジャーとしてバリバリ働いていたロビン夫人は結婚を機に退職。2人の生活はロビンさんの双肩にかかっている。
 それにしても、公称「身長170センチ、体重83キロ」、実際は162センチのロビンさん、プロレスラーとしてはいかにもちっちゃい。
「新日本、全日本プロレスからは入門を拒否され、大仁田(厚)のFMWに辛うじて拾ってもらいました。でも、この体格で素顔の尾内淳だったら、こんなに続かなかったでしょうね。やっぱり、ウルトラマンロビンって名前のおかげだと感謝してます」
 いったい、どんないきさつでウルトラマンロビンになったのか?
「30年くらい前かな。円谷プロの3代目社長の円谷皐さんが名古屋のホテルに泊まられたとき、押しかけていったんです。もちろん、初対面でした。ダメもとで“プロレスでウルトラマンをやりたいんです”とお願いしたところ、“いいですよ”と、その場でお墨付きをくださった。ついでに怪獣キャラの覆面レスラーについても快諾をいただきました」
 SGPにはお馴染みの怪獣「ダダ」「ゼットン」「メフィラス星人」「ガッツ星人」「ヤプール」といった怪獣レスラーがいて、ロビンと死闘を繰り広げた。だが、この5月に怪獣レスラーの版権が切れ、今後は使えなくなる。
「興行的に痛い、本当に痛いです。だけど、ボクもだてに20年もプロレスラーをやってきたわけじゃない。新しい覆面キャラを生み出して、またお客さんを沸かせてみせますよ」
~2011年7月1日以前の記事~

オススメ情報

恋愛

悩み

ビジネス

家電

健康

ゲンダイ オンライン
グルメ情報

ろくでなしブルース