2011年10月20日
大阪・中之島の水面に浮かんで人気をあつめた巨大アヒルが、今度は東日本大震災の復興支援に一役かう。22日からのチャリティー展示にあわせて限定グッズを販売し、支援金を被災地へ寄付する。
アヒルは、大阪市の不動産会社「千島土地」が、オランダの新進芸術家フロレンタイン・ホフマンさんに発注してうまれた、身長9.5メートルのオブジェ。「ラバー・ダック」という名前で2009年の夏に初登場し、愛らしい姿が人気を呼んだ。
震災後、このアヒルで被災地を応援できないかと会社側が考え、今回の企画に結びついた。ホフマンさんも「ラバー・ダックは国境は関係なく、人を癒やす力を持っている。日本の人々に、特にこの困難な時期に必要とされる力を与えることを望んでいます」とのメッセージを寄せた。
展示は22〜30日、中之島公園のバラ園付近で。支援グッズは、ホフマンさんのメッセージ入りのレプリカ(1500円)とTシャツ(3千円)の2種類で、会場近くで販売される。それぞれ500円の支援金が含まれ、同社も同額の500円を加えて1点につき千円を寄付する。販売は、午前10時〜午後9時(平日午後2時〜3時、土・日曜午後5時〜6時は休止)の予定。詳しくはホームページ(http://www.chishimatochi.com/)へ。(尾崎千裕)