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2号機は爆発せず 4号機のみか

10月22日 6時46分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所で、3月15日の早朝に2号機と4号機でほぼ同時に起きたとされる爆発について、東京電力は敷地内の地震計を分析したところ、4号機の原子炉建屋が爆発したもので、2号機では爆発が起きていない可能性があることを明らかにしました。

福島第一原発では、地震から4日後の3月15日の午前6時すぎ、2号機と4号機の原子炉建屋で、ほぼ同時に爆発が起きたとされてきました。しかし、東京電力が、敷地内にある地震計の振動と建屋からの距離をもとに分析したところ、爆発は午前6時12分に1回だけで、4号機で起きたとみられ、2号機では爆発は起きていない可能性があるということです。ただ、2号機は、ほぼ同じ時刻に、原子炉を収める格納容器の下部にある圧力抑制室の圧力計の値が急激に下がったことが確認されています。このため、東京電力は、2号機の圧力抑制室では地震計に記録されない振動の規模で損傷が起きた可能性もあるとみて、今後の復旧作業に向けて、圧力抑制室の損傷を調べる方法を検討することにしています。